糖尿病は「必ず」治る
ちゅか君の、カリスマならではの精神論の最たるもののひとつが、「糖尿病は治る」だ。
08年5月2日の記事を抜粋して紹介しよう。
僕の意見は、ずばり、
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「糖尿病は、決して治ることがない。
コントロールしていかねばならぬものである。」
なる言い回しは、
これは、重大な誤りであり、この考え自体が有害なものである。
糖尿病は、治る。それも”必ず”治る。
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です。(きっぱり)
tosasaさんや、皆さんは、またまたこれを「トンデモ」だと
おっしゃるでしょうが、そうではないのです。
ちなみに、上記の例文中では、「糖尿病」の代わりに、
いかなる語句を代入しても、成り立ちます。
ありとあらゆるものを代入して、試してみてください。
そうです。
絶対に治すことが不可能である、と、そう、その筋の専門家が
断定しているものは、この世の中に、いくつもいくつもあります。
ためしに、上記では、「糖尿病」の代わりに代入されるものは、
例えば、
「統合失調症」「万引きグセ(盗癖)」「同性愛」「ロリータコンプレックス」
「ギャンブル依存症」「アルコール依存症」「サボりグセ」
「虚言症」「自己愛性人格障害」「左翼思想」「売国思想」
「肥満」「ガン体質」「アレルギー体質」「バカ」「ろくでなし」
などなどなど。
そして、「治すのが不可能」は、ある意味は当たっている。
それは、治療者が、治療者の立場から、第三者として、
その問題の本人を治そうとする場合においてのことだ。
「馬を水呑み場に連れて行くことはできても、
水を飲ませることはできない。」なることわざに言われるまでもなく。
これは、確かに不可能である。
だが、”決して治らない”は誤りである。
本人は、必ず自分を治せる。
本人の意識自体以外に、本人の意識を治せるものは
他は、ありえない。
しかも、それは”必ず”治せるのである。
ここまで言いますと、
「”必ず”とは、なんだ?
必ず治せるなんてことがあるものか、
治らないで、亡くなる方だってたくさんいるだろうに。
無責任なことを言うな、」
なるご指摘の方のお顔が、僕の目に浮かんできます。
(*´∀`*)
ですが、例えば、
***********
糖尿病に一度かかったことがある者は、
途中でコントロールが順調な場合であっても、
いつでも再びコントロール不可になって症状が再発する
恐れがある。
”絶対に治らない”は、その意味で事実である。
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こんな言い回しは、如何にこれが事実として正しいのであっても、
これは実はナンセンスきわまりない言い回しなのであります。
”可能性が常にある”が、”治らない”という意味として定義されるならば、
それならば、すべての人類は、生まれながらにして不治のガンであり、
不治のアルツハイマーであり、不治の自殺者であり、不治の精神病患者であり、
不治の交通事故死者であるということになる。
そして、その理解は、実に的を射ていることにもなる。
だが、
これだけ並べてみれば、これらのひとつひとつは、
実は非常にナンセンスなことだ、とお分かりになるでしょう。
ああ、こんなことを僕が述べても、
多くの皆さんは、「屁理屈」だとしかきっと思わないと思います。
ですが、屁理屈を言っているのは、私の方じゃないのです。
私がここで言いたいことは、
「糖尿病は治らない」なることは、上記と同様の屁理屈であり、
ナンセンスなこと、と、そう訴えたいということなのですよ。
人の心を見事に洞察し、科学的思考をも自在に駆使するカリスマならではの説である。
割とご存知の方も多いとは思うが、糖尿病が「完治する病気」なのかどうかは
以下のページを御覧頂けばお分かりになると思う。
糖尿病とは(5-1):糖尿病の4つの本質 【筑波記念病院】
にもかかわらず、「糖尿病はコントロールできるが、完治できる病気ではない」
という、歴然とした事実をバッサリと斬って捨てている。
何故カリスマ・ちゅか君は、敢えてこの歴然とした事実に「No」を突きつけたのか?
それは、
「糖尿病と診断された人が、治らないという絶望感に打ちのめされないようにすべきだ」
という、カリスマならではの正義感と優しさからである。
4月20日記事のコメント欄での、ちゅか君のレス。
体重を減らして、血糖値も十分下げて、
そのうえで「正常」と出る見込みの元で、糖負荷試験を受けようと。
すれば、「糖尿病」なる烙印から逃れることができる、と。
こういう僕の態度を”ごまかし”だと思われるでしょうけれども、
明白な診断をはっきりと下されるというのは、これは避けたいのです。
(´д`)
自分自身にとっても、会社、家庭内に対しても。。。。
ちゅか君自身も、糖尿病と診断されることへの恐れを抱いていたため、
同じような立場にある人の気持ちがよく分かる…というわけだ。
だからこそ、「事実を突きつけることは、個人を無駄に苦しめるナンセンスなことだ」と主張し、
その上で「糖尿病は必ず治る」と断言している…というわけである。
もうひとつ。
「糖尿病は必ず治る」という言説も斬新だが、必ず治るものに
「同性愛」」「左翼思想」「売国思想」「バカ」「ろくでなし」といったものを
同列に列挙している点も見所である。
疾患は「治る・治らない」で語る事柄であるが、
個人の思想や人間性はそれぞれに固有のものであり、「誰かが治す」ものではない。
「改めるかどうかは本人次第」という事柄である。
「個人の思想」「個人の人間性」を「治すことのできる対象」として、疾患と並列に扱うということは、
特定の思想や人間性を持つ人間を「治療の必要性がある」と暗に見做していると思われ、
そうした人間を蔑視している…と受け取られかねない。
それなのに敢えてこういう表現をとることこそ、ちゅか君がカリスマであることの所以であろう。
当然というべきか、カリスマの発言に不快感を感じた方の書き込みが。
貴殿はガリレオ気取りでいられるようですが、その多くの記述は、
むしろガリレオの地動説を証明した後々の科学者に対して、
本当は天動説が正しいと主張している者のように見えます。
(実際、そういう者は存在しますが。)
なお、前回のブログに書かれていた内容の中で
「同性愛」」「左翼思想」「売国思想」を病気と同じように
治る・治らないで同列に扱ったことは、対象者を冒涜した行為であり
許されるものではありません。
「同性愛」については、国際医学会、WHO、また日本国内でも
日本精神神経医学会で、いかなる意味でも治療の対象とはならないとされています。
また、「左翼思想」「売国思想」も思想・良心の自由として
日本国憲法で権利を保障されています。
この記述は、不特定多数の第三者を誹謗中傷したものとして
DHCの利用規約にも触れる可能性があります。
主張するも良いですが、行き過ぎて自らを貶めるような
下品な内容をになってしまっては意味がありません。品格ある記述を望みます。
Posted by:Josh at 2008年05月02日(金) 21:48
これに対するカリスマ・ちゅか君のレス。
>>Josh さん
昨日の記事中の「同性愛」「左翼」「売国」の件ですが、
貴ご指摘は的外れか、と思います。
私の趣旨は、むしろまったく逆ですよ。
昨日の記事中の当該部分は、読んでいただいておわかりのように、
そういう「要治療」「不治」なるレッテル張りにより
個々の人間を否定することを批判している趣旨なのです。
それよりも、貴ご指摘の表現の方こそむしろ。
あたかも、
同性愛者や左翼・売国を軽蔑・差別するのは許されないが、
糖尿病や統合失調症や他は軽蔑・差別されるのがふさわしい、と
そうおっしゃっているかのような誤解を受けるかもしれないと思われますよ。
いかがでしょう?
Posted by:ちゅか君 at 2008年05月03日(土) 01:28
全く話が噛み合わない。
ここで問題になっている(=読者を苛立たせている)のは、カリスマが
「治る・治らないで同列に扱うべきではない事柄を一緒くたに取り上げたこと」であり、
話の趣旨ではない。
しかしカリスマちゅか君は、その慧眼でJosh氏の本音(と想像されるもの)を見抜き、
ズバリぶった斬ってみせたのである。
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