体脂肪?カロリー計算?細かいことは気にするな

カリスマ・ちゅか君は、ダイエットの理論や仮説を山ほど述べているが、その一方で、

「体脂肪は計る必要がない」
「カロリー計算はしなくていい」
「食べるものの内容は考えなくていい」

という、大胆で大味な話をしている。


まず、体脂肪について。
2ちゃんねるダイエット板・初心者スレ35にて、カリスマはこんな発言をしている。

体脂肪計というものは、アレはまったく信憑性ないと思う。
日によって、どころか、1時間ぐらい後でも、手が湿ってるとか
なんだとかで、ぜんぜん数値が違うじゃないか。
電気抵抗で脂肪の率を量るという原理らしいが、
こんなに数値がまちまちで参考になるのだろうか。

体重を毎日計るちゅか君だが、こうした理由から、
体脂肪を一切計らず、ブログ「ちゅか君ダイエット」で数値公表もしていない。

ちなみに、数値の変動が大きすぎるため…ということだが、
計る時間を一定にすること、入浴後であれば足裏など計器に触れる部分を
しっかり拭いておくことで、それなりに参考になる数字を得ることはできる。

ただカリスマからすれば、こういった数値変動が激しいものは
著しく信憑性に欠ける…ということのようだ。


次に、カロリー計算についてだが、08年3月5日の記事の該当部分を紹介しよう。

毎日、食ったものの概要は書いているけれど、
カロリー計算はせずに、1.8食だとか、2.5食だとか、
通常の1食分のカロリーを目安にして、小数点1位までで記録している。
つくづく合理的な方法だ。
目安にはもってこいだし、一々、計算などしなくてもよいメリット。
つまり、成人の一日所要量よりも明らかに低い摂取カロリーであればよいのであって、
豚肉は何グラム何キロカロリー、鶏肉は〜、など、
そんなものを気に掛ける必要はない、という寸法。

なにせ、社会人はそれぞれ忙しいからね。

摂取カロリーさえ低くなれば、あとはどのような栄養素を摂ろうがどうでもいい、ということである。
それ以上のことは、考える必要などない、どうせそれほど食べないんだから…というのが
カリスマの考え方なのだろう。

体脂肪を計って参考にし、自分の身体の筋肉量・脂肪量を把握して
食生活をはじめとする生活習慣を省みる必要はないし、

自分の体重を減少・維持していく上で適切な食事の量や内容についてなどに
思考を巡らせる必要もない、というわけだ。

社会人は忙しい、そこまで考えていられない。

そのため、一旦食衝動が強くなると歯止めがきかず、
「何でもいいから腹に詰め込んでやれ」とばかりに食べ過ぎてしまう。
そうなると何の自覚もないままに糖質や脂質を摂り過ぎて、不健康にリバウンドしてしまう。

挙句の果てに、健康診断で医者から
「高血圧」「糖尿」「痛風」「脂肪肝」…といった診断を下されてしまう、そんな寸法である。


…こんな話、我々「凡人」から見れば実に愚かしく思えてしまう。
しかし、「リバウンドのリスクを楽しんで味わうこと」が、
ちゅか君の提唱するカリスマダイエットに隠された奥深さなのである。


ちなみに、不足がちなビタミン・ミネラルはサプリメントで補給することを勧めており、
そうした記述は2ちゃんねるやブログ「ちゅか君ダイエット」でいくつか見つけることができる。


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